ども!Dr.ノリオです!
アルバムのライナーノーツではTaichiくんが虫眼鏡で見ないともはや見えないぐらいの、予定を遥かに上回る文字数でアルバムにかける熱い想いを綴り…
ツアー初日と折り返しのレポ2回はYODAくんがウィットに富んだ表現で筆を走らせ、
2人とも文才あるなぁ…と他人事で感心していたら、まさかの総括を最後自分が任される事に…笑
えっとちなみに、バンドでブログを書くのは魔法のiらんど以来です。(恥
さて!ツアーファイナルに触れる前に!
せっかくの独壇場だし、自分の目線でしか語れないAGE OF KIDの歴史にも触れちゃいましょう!!(どんどんどん!ぱふぱふ!)
遡る事20年以上前、たまたま新宿ACBで出会ったバンド友達からルームシェアに誘われ、そこのアパートに引越した所から全ては始まります。
そこは元々その友達のバンドがメンバー全員で一緒に上京してルームシェアしていたアパート。
解散してメンバーが出ていった為に部屋が空いたので、そこに住まないか、との誘い。
ちなみにそのルームシェアに誘ってくれた友達は後のAGE前半期のギターになる予定の人。呼び名はリーダー。
数ヵ月後またアパートの部屋に空きが出て、そこに入ってきたのがtaichiくん。
その当時は一緒に家で焼肉やったりゲームしたりしてた同居人ってだけで、音楽の話とかした記憶もなければその後一緒にバンド組むなんて話も1ミリもしてない。
そんな2人がそっから20年後に一緒にバンドやってるなんて当時は想像もつかなかったなぁ…
(今回のツアー前に敢行したポスター自転車行脚の帰り道、ナビ通りに走ったコースが何故かこのアパートを通る経路で設定されてたのが運命的すぎた。)
で、数年後その家を離れ、バンドをいくつか経ていく中でたまたまスカ、レゲエのテイストを取り入れたバンドに所属することに。
いま思えば本当に不思議。
そのバンドに入るまでスカとかレゲエとか全く聴いたことなく知らない世界だったし、後々のためにまるで運命が仕組んでくれたとしか思えない…。
そしてある日、リーダーから1本の電話が来る事に。
taichiくんのサイドバンドでドラムをやって欲しいと。
その当時はちょうど仕事が忙しくて、誘いは嬉しいけどタイミングが合った時だけ不定期でスタジオ入るとかになっちゃうけどそんな感じでも大丈夫?って断りは入れたけど、
それでもOKとの事だったので後日立川のスタジオでTaichiくんと再会。それが確か2010年前後。
今とは違って当時は当時なりのスタンスでAGE OF KIDは活動してたんだけど、ゆくゆく他のメンバーの仕事が忙しくなったり集まれなくなってバンドは自然消滅的な感じで徐々にフェードアウト。
完全停止状態になってしばらくした頃に、やっぱりせっかくバンドやってるのに全く動けないのはつまらん!と思い立ち、
解散して2人で新しいバンド始めるか、メンバー変えて動き出さない?と、文字通り決めて断つ決断をTaichiくんに提案。
スイッチ入ったら早いもんで、確か翌日には当時バンドがちょうど活休したばかりだったひとしをtaichiくんが飲みに誘ってた。
そのまま加入決定。それが確か2017とかだったかな…?
それまでのAGE OF KIDの音楽性は初心者メンバーの技術的な問題もありyes or noとかinitial~とか歪み一辺倒のストレートなパンク系の曲しかなかったバンドだったけど、それ以降からは3人の共通点になる裏打ちを解禁する事に。
こだわりが強いB型3人が集まったので、リアレンジや作曲にとても時間がかかった。
元々アップテンポな曲だった16yearsをレゲエ調に作り直すアレンジは特に難航して、完成した頃には1年経ってたので17yearsというタイトルに育った。笑
そうしてようやく動き出す準備が完了、そこからがこの文章を読んで下さってる皆さんが知ってるようなAGE OF KIDになったわけです。
十数年前は空いてる時にタイミングが合えばスタジオに入る程度のペースで…って話だったはずが、
気付いたら毎週スタジオ入って年50本以上ライブするのがデフォになっている、どうしてこうなった。笑
とにかくすごい勢いでAGEを立ち上げ直し、コロナ禍も全速で駆け抜け、ある時期になりお膳立て完了したかのようにスっとYODAくんに後を任せ脱退する事になったひとし。今のこのバンドの形の原型を作ってくれた彼にもとても感謝している。
そしてYODAくんが加入して現メンバーの3人になり、バンドの楽しさに次元上昇が起こった。なんでしょうかこの不思議な感覚。
3人でスタジオで集まって音を出すだけで最高、最上なのです。お肉で言ったらA5。
今まで長年音楽やってきて、もちろんいつでもバンドは楽しいし、けど今まで感じてきたソレとはどこか違う空気感というか磁場というかが確かにあって、それは今の3人だからこそ生まれてるような気が勝手にしてます。
そんな最高の空気感と、今まで積み上げたものをそのまま詰め込めたのが今回のアルバム”The Moment”。
ツアーのスケジュールも、実際に各地に行ってみて感じたけど、今までの遠征では感じたことのないとてもストーリー性のあるツアーになった。まさに点と点が繋がり線になってゆくかのよう。
今回いつもお世話にはなっているものの物理的な問題で泣く泣く行けなかった場所もいくつもあるので、次回必ず回収も果たしたい。
さて…!
前フリが膨大になり過ぎましたが、ついに本題ツアーファイナル当日に触れてゆきましょう!!笑
トッパーをお願いしたのはCHANIWA!
個人的にはドラムGENさんとの関わりが深いのでGENさんの話になってしまうけど、GENさんは間違いなく今回のツアーのMVP。
何回祝ってもらったのか
TORNADO、HYPER DISORDER、CHANIWAと、フルコンボ。笑
ライブはこの日一日の始まりとして最高の立ち上がりを作って頂けました!!
見てこの一体感。
SHOWBOAT全体がステージに。
12月またご一緒出来るのが楽しみです!!
お次がQUICKDEAD!!
まだバンドで絡むようになる前から、アニキのように熱いメッセージを伝え続けてくれてたノリくん。(おれじゃない方の)
この日のステージからも言葉で伝えようのない灼熱のメッセージを浴びせてくれました…!
もちろん曲も好き、好きだけど、曲が良いってだけでは発揮できない、なんと表現したらよいか分からないけど見ていてドーンと体全体が圧倒される『何か』を感じさせられる、そうゆうバンドって少ないよね。
カッコよすぎる…。
そしてTHE REDEMPTION!!
今回のアルバムからレーベルメイトという風に呼んでもらえて、一気に距離が縮まった感がめちゃくちゃ嬉しい…
そして音楽としてのクオリティがもう異次元…どっしり洗練されたグルーヴと大人の色気を感じる世界観で、すっかり腰砕けにされてひまいまひた。はひぇ。
ビシっとこれ以上ないって程のいい感じの空気に締めてもらい、最高のバトンを繋いで頂いて僕らの順番が来たわけですが、
いつ何時も、その時その時のありのままのその瞬間をひねり出してゆく事に終始するわけです。
僕もツアーファイナルの日に限ってコンディションズタボロでしたが、限界突破、ひねり出しました。
本番前の集中とウォーミングアップ。
そんなつもりなかったけどこうやって見ると格闘家の試合前のそれそのものです。
ファイナルのセトリはコチラ。
高円寺に帰ってきた。
普段帰ってきたとか最高とか、適さないタイミングで乱用されがちですが、本来1番使われるべきタイミングで「帰ってきた」が使われた、まさに歴史的瞬間です。
始まってしまえばあっという間…。
楽しい時間というのはとてつもなく早い。そして濃い。
フロアでも盛り上がり過ぎて思い切り床に肩を打ち付け、しっかりと体にこの日の思い出を刻み込んでしまった方も若干名いたようですが…。
1日も早い回復を祈るばかりです…。
ツアーファイナルという事で、特別コラボ枠も用意しました…!
今回のゲストその(1)
THE MEANSの2人が兵庫から駆けつけてくれた…!!となれば当然実現したかった、17yearsあいぼんver.の掛け合い…!!
sing your song…!
本当にカッコイイ…
今回のゲストその(2)
今回ファイナルのスペシャルバージョンということでゴージャスに3管で彩りを添えて頂きました!
圧巻の6人ステージ。特にグフィは1番長くAGE OF KIDを近くで見てくれてる仲間なので、ファイナルで一緒に演奏出来たというのはとても感慨深かった…!!
また3人には忙しい中リハの調整だけでも大変だったでしょうに、ホーンのアンサンブルまで考えて頂いて、感謝感激です…!
最後はタイトル曲”The Moment”で幕。
ワンモーも無事やりきり、記念撮影も済ませて、今回のツアーも全行程が終了。
さあ、乾杯のお時間です。
こちら珍しい紫のスパークリング、曲名と同じ名前のパープルレインも。(つづりはreignだけど)
一瞬の出来事でした。
いやーしかし!
本当にあっという間の1日!
あっという間の2ヶ月間でした!!
本来お名前一人ひとり挙げるところをひと言でまとめてしまって恐縮ですが、関わってくれた皆様本当にありがとうございました…!!!
この日でいったんThe Momentのツアーは終了になるわけですけど、間髪入れずUSツアー、そして次回作の制作などに取り組んでます!
どんどん面白い方へ、新しい方へ、ブレない芯も残しつつ常に模索するこのバンドが今後何をするのか、どこへ向かうのか、僕も正直メンバーではありますがわかりません。
とりあえずテキーラでも飲んで気分良くしときます。
はい!という事で…!
次いつまたこのような役回りがやって来るかわかりませぬが、またすぐライブハウスで会いましょう♪