おはようございます!
ついに!
我々の2ndアルバム “20 Years” が発売されました!

いつもたくさんの方たちに力を貸してもらい、リリースまで辿り着いています。
そして何より、新譜を楽しみに待ってくれているみんながいてくれてこそのニューリリースなんです。
本当にありがとうございます!
さて、今回はそんなアルバムの全曲曲解説をやることにしました。
1stアルバムの時も曲解説を書いたのだけど、その時は個人的にすごく意味のある振り返りになったので、今回も書くことにしました。
1stアルバムはブックレットに曲解説を載せているので、ぜひCDを手に取って、読みながら改めて聴いてみてください!
よろしく!
では、早速いこうかー!
1.Where We Go
今回のアルバムで最後に作った曲。
以前の「The Moment」と同じく、どうやら締切が差し迫らないと俺のスイッチは入らないらしい(笑)。
RECまで3ヶ月を切ったところで、ようやく降りてきた。
Aメロとサビだけのシンプルな曲なんだけど、間奏からはサビのメロディの後ろで伴奏がどんどん変わっていく。
同じメロディでも、伴奏が変わるだけでこんなにも印象が変わるんだよね。
「俺たちの歩む道」というタイトルに相応しく、どこか懐かしいスカパンクチューンを、途中から俺たちならではのアレンジで掻き乱す。
一度や二度聴いただけでは物足りない、“スルメ曲”になったと思う。
今の世の中は、物事の触りだけならネットやSNSで何でも知ることができる。
素晴らしいことだけど、それが全てじゃない。
噂やフェイクニュースも溢れている。
現実には、結果や表面だけじゃないリアルな過程がある。
こんな世の中だからこそ、目先の見え方に騙されず、自分たちがここまで歩んできた過程を信じて生きていきたい。

Where We GoのMVタイトル
2.We’re Done
元ネタは2年くらい前に完成していたんだけど、なぜか俺の中から完全に存在が消えていた曲(笑)。
初期のThe Flatlinersみたいな曲をやりたくて作った。
本当は不安定で荒々しい感じに仕上げるつもりだったんだけど、メロディを入れてちゃんと曲にしたら、普通に良い曲になってしまった(笑)。
すごくシンプルで、ある意味俺たちらしくない感じ。
薬指骨折中にRECしたので、イントロのベースフレーズを弾くのは本当にキツかったな。
それも今では良い思い出です。
ライブ向けの曲だと思うので、早くプレイしたい!
3.All Or Nothing
鬼門の曲。
4年前、4人体制の時にイントロとAメロは作ったんだけど、その後3ピースに戻ったことで曲のイメージが大幅に変わり、お蔵入り。
その後、1stアルバムやEP制作のタイミングで何度も引っ張り出してアレンジを考えるも、いまいちパッとせず。
そんなことを4年くらい繰り返し、やっと、やっと、やっと!形になった!
長かった……。
サビのコード進行を思いついて、Aメロから繋げて弾いてみた瞬間にビビッと来た。
サビのベースラインがミドルテンポの中を前へぐいぐい進んでいっていて、大航海の旅に出ているような感覚があって、とても気に入っている。
4.Nothing Lasts Forever
シングルカットとして先行リリースするために書き下ろした曲。
俺は、自分が20代前後の頃に好きだったバンドを、「今も活動してるのかな?」「最近はどんな感じなんだろう?」って思いながら新譜を聴いて、自分の中でああだこうだ考えるのが好きなんだ。
ある日、The Atarisを急に思い出して最近の活動を調べたら、2017年にアルバムを出していた。
聴いてみたらむちゃくちゃカッコ良くてさ。
「やっぱメロディックパンク最高!」ってなって、「俺もカッコいい曲を作るぞ!」って。
かなりコード進行にこだわって作曲した。
同時にメロにもむちゃくちゃこだわって、その間すごい集中してたな。
それと、全編を通してすごく気持ちの良いベースラインが作れたなと思う。
ボーカルやギターを邪魔しないように、それでいてベースがちゃんと歌っていて、でもしっかりドラムのビートとがっぷり四つでどっしり支えているのがとても気に入っている。
サビ終わりのブリッジではあえて音を外したり、逆にアウトロでは模範的な(笑)エンディングを持ってきたり。
一曲通してすごく楽しみながら曲作りができた。
ライブでプレイしていて、すごく熱くなる曲。

2025.10.31にリリースしたシングル”Yesterday, Today, Tomorrow”
5.No Time To Stay With Them
当初はReel Big Fishがやりそうな曲になりそうだったんだけど、完成してみたら全然違った(笑)。
スタジオで相当こねくり回して、沼りまくった。
間奏のアプローチが俺たちの中でマンネリ化しつつあったので、ジャジーなアレンジをぶっ込んだのが斬新で気持ちよかった。
ヨダ節全開のギター、サビのメロディとドラムに絡みつくベースラインがすごく気に入っている!
パッと聴くと大人しめなポップスカパンクだけど、演奏はかなり攻めている。
個人的には最近、こういう曲が好きなのかもしれない。
6.Keep Your Eyes On Me
どストレートな哀愁系メロディックパンクソング。
今作にはこういう曲を絶対に入れたくて、裏打ちなしでシンプルに仕上げた。
イントロはドラムとギターだけで始まるんだけど、ずっとやりたかったアプローチがハマって良かった。
間奏は、なぜかベースラインだけが先に思いついて、そこからギターやドラムを色々試した結果、この形にたどり着いた。
イレギュラーな順番だったおかげで、良い意味でAGE OF KIDらしくない仕上がりになった。
裏打ちなしでも勝負できるのが俺たちの強み。
これからも曲によって裏打ちを足したり引いたりしながら、遊んでいきたい。
この曲は、今でもこうやってバンドを続けている上で、俺にとってとても大切な人のことを想って作った。
もう二度と会うことはできないけれど、俺は共に過ごした時間をずっと忘れないよ。
7.17 Years
俺たちが2018年に再始動する時、一番最初に手を付けた曲。
実は旧体制の頃からプレイしていたんだけど、その頃は裏打ちも入れないストレートなパンクソングだった。
再始動をきっかけに裏打ちを解禁することにしたこともあって、この曲は新しいAGE OF KIDを象徴する一曲にしたかった。
その分、納得いくアレンジになるまで半年くらいかかった。
作っては壊し、作っては壊し……。
その時間があったおかげで、すごくよくまとまったし、今でもプレイしていて気持ちがいい。
8年前にアレンジした曲を今2ndアルバムに収録しても、その中でちゃんと輝きを放つ名曲になったと思う(笑)。
AGE OF KIDにとって、とても大切な一曲。
1st Albumにはアコースティックバージョンも収録しているので、そちらもぜひチェックしてね。

新AGE OF KIDとして2019年にリリースしたデモep
8.Little Morning Star
歌ものの、ザ・メロディックパンクソング。
メロディと歌詞の歌い回しがハマった時、正直これをAGE OF KIDの曲として完成させるべきか迷った。
今まで俺がイメージしていたAGE OF KIDとは明らかに違ったから。
でも、こういう曲に挑戦して、それを俺たちらしく消化できるようにならないと、バンドとして成長できないよな、と一人で妙に納得したのを覚えている。
それからは振り切って、AGE OF KIDのタイチとしてではなく、一人の”俺”として曲のアイデアを出し仕上げていった。
もともとこういう曲とヨダのギターの相性が良いことは分かっていたから、俺が開き直ってから完成までは早かったな。
今回のアルバムで一番チャレンジした曲だと思う。
俺たちのまた違った一面を感じてもらえたら嬉しい。
9.2026
ゲストキーボードにEno(merci merci me)を迎えてRECしたインスト曲。
Enoには2年近く前からライブでキーボードを弾いてもらっていて、その流れで「いつか制作にも関わってもらいたいね」とメンバーで話していた。
いよいよ今回お願いしよう、となったのだけど……
何せ曲が出てこない(笑)。
絞り出して、絞り切って、なんとかRECの2週間前くらいにEnoへ音源を送った。
そこからフレーズを付けてもらって、細かい回数やキメ、コーラスなどの打ち合わせはRECの1週間前(笑)。
とにかくギリギリの進行だったけど、4人のチームワークで本当に良い作品になった。
Enoとは個人的に25年くらいの付き合いなんだけど、今でもこうして一緒にバンドをやって、制作したり音源を作ったりできるのは、つくづく幸せだなと思っています。
ありがとう。

photo by @who are U?co.
10.Too Late
今から15年ほど前、まだ裏打ちを解禁する前に作った曲。
まだ曲名も歌詞も決まる前、大阪のライブへ新幹線で向かうはずだったノリオが、まさかの大遅刻。
レコ発のバンドと出順を代わってもらうという最悪な結末になった。
それでブチ切れて、この曲のタイトルを決めた(笑)。
しかも当日は歌詞がないままプレイした思い出。
ヨダが入る前には、この曲のMVも撮影したんだけど、完成してみたらすげーグロい内容になってしまって、年齢制限付きでお蔵入り状態になっています(笑)。
興味ある人は、AGE OF KIDのYouTubeチャンネルからぜひ観てみてください。
色々な思い出が詰まった曲なので、今回このアルバムに収録しました(笑)。
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以上、全10曲の俺なりの曲解説でした!
それぞれの歌詞については、CDのクレジットやサブスクでぜひ読んでみてください。
今回もリリースするにあたり、本当にたくさんの仲間の力を借りてここまで辿り着くことができました。
だからこそ、こうやって曲解説を書いたり、営業して、取材してもらったり、色々な場所で展開してもらったり、レコ発の告知を頑張ったりできるんだと思っています。
協力してくれた仲間たちと、みんなで作ったCDだからこそ、一人でも多くの人に聴いてもらいたい。
そんな気持ちでいます。
これから仙台を皮切りに4ヶ月間のツアーが始まります。
これを読んでくれた方とも、どこかのライブハウスで会えたら嬉しいです!
近いうちに、ライブハウスで会いましょう!
Taichi

